東京オフィス内装工事ブログ

2025.09.26 オフィスの地震対策工事 地震に備えて検討いただきたいオフィスの地震対策9つのポイント

オフィスづくりを進める中で、地震対策に関するご相談をいただくことが増えています。そこで今回は、オフィスの地震対策に関する情報を整理してお伝えします。
オフィスは家庭とは異なり、注意すべき点や実施しておくべき対策が多くあります。
働く方々は日中の約3分の1の時間をオフィスで過ごしており、地震が発生した際にオフィスで被災する可能性が高い環境です。

社員の安全を守るためにも、地震対策の見直しを行う際の参考にしてください。

ポイント①:地震に強いオフィスレイアウトの見直し

オフィスのレイアウトや家具の配置によって、地震時の被害を減らすことができます。以下の点を確認しましょう。

・避難経路の幅が1.2メートル以上確保されていること
・避難経路や通路周辺に障害となる物を置いていないこと
・避難経路に転倒の可能性がある背の高い家具を設置していないこと
・避難方向が誘導灯で明確に示され、誘導灯が適切にメンテナンスされていること
・デスク周辺やオフィス中央に背の高い家具を設置していないこと

これらは最低限の対策です。未実施の内容があれば、早めに検討しましょう。

ポイント②:オフィス家具の地震対策

地震時、オフィス家具は転倒や移動によって避難経路をふさぐ危険があります。また、収納物が落下・飛び出す可能性もあります。以下の対策を参考にしてください。

・家具を転倒防止金具で壁・天井・床に固定する
・家具同士を連結金具で固定し、大きな塊にすることで転倒を防ぐ
・引き出しの飛び出しを防ぐラッチ付き収納家具を使用する
・上下連結式の書庫は金具でしっかり連結する
・ガラス戸のある家具には飛散防止フィルムを貼る
・家具の上に荷物や段ボールを置かない

大きな地震では転倒を完全に防げない場合もありますが、対策を行うことで転倒までの時間を稼げます。その数秒が命を守ることにつながる場合があります。

ポイント③:ローパーティションの対策

ミーティングスペースの仕切りなどで使われるローパーティションは重量があり、転倒すると危険です。特にI型(直線)に配置され、床や壁に固定されていないものは不安定です。安定性を高めるため、L字・コの字・H字・T字型で配置したり、床や壁に固定するなどの対策を行いましょう。

ポイント④:複合機の地震対策

多くのオフィスにある複合機は、地震時に転倒するだけでなくキャスターで移動する危険があります。複合機は100kg近い重量があるため、移動すると大きなリスクになります。キャスターロックや耐震バンドを使用して固定しましょう。

ポイント⑤:窓まわりの地震対策

地震時にはガラスが割れる恐れがあります。社員だけでなく、周囲の通行人の安全にも配慮が必要です。

・窓ガラスには飛散防止フィルムを貼る
・窓付近に背の高い家具を設置しない(倒れて窓を突き破る危険を避ける)

ポイント⑥:デスク周辺の地震対策

デスク周辺は社員が業務中である可能性が高い場所です。安全の確保とデータ保護の観点からも重要です。

・ワゴンのキャスターをロックしておく
・デスク下を整理し、緊急時に潜り込めるスペースを確保する
・デスクトップパソコンを固定し、転倒を防止する

ポイント⑦:敷地内の工作物の点検と補強

建物の外や敷地内の工作物も地震時の危険要因になります。目視でひび割れや老朽化が確認できる場合は補強を検討しましょう。

・看板や照明機器が老朽化して落下する恐れがないか
・外壁が剥離する危険がないか
・ブロック塀や門柱が倒壊する恐れがないか

ポイント⑧:テレワーク環境の整備

テレワーク環境を整えることで、平常時には柔軟な働き方を実現し、育児や介護を理由とした離職を防ぐことができます。また、採用できる人材の幅を広げる効果もあります。災害時には事業継続のための重要な備えになります。

・デスクトップパソコンをノートパソコンに切り替える
・業務のデジタル化を進め、オンライン上で完結できる体制を作る
・ペーパーレス化を推進する
・就業規則をテレワーク対応に見直す

ポイント⑨:防災備蓄品の準備

大規模な地震ではインフラが停止する可能性があります。最低でも3日分を目安に防災備蓄品を用意しましょう。必要な物品はオフィスのスペースや立地条件を考慮して選びます。
例として以下のような備蓄品があります。

食料(アルファ米、栄養補助食品など)
飲料水
医薬品(風邪薬、胃腸薬など)
ティッシュ・ウェットティッシュ
タオル
レインコート・折りたたみ傘
懐中電灯(ソーラー式または手回し式)
発電機
暖房器具
軍手・工具
ラジオ
ヘルメット
ライター・マッチ
マスク
防寒着・毛布

このような対策を進めることで、社員の安全を守るだけでなく、事業継続への備えにもつながります。

東京オフィス内装工事.comについて

東京オフィス内装工事.comは、平成10年に創業し、約20年間東京都中央区、千代田区のお客さまを中心にオフィス内装工事のお手伝いをしており、オフィス内装工事、オフィスレイアウト設計、オフィス移転、 パーテーション工事、OAフロア工事など、オフィスづくりに一括対応しています。
今回のような地震対策も最適な方法のご提案から施工までトータルでサポート可能です。オフィス工事に関するお悩みがあれば、ぜひご相談ください。

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